相手が変わらないことについて
生徒に指導していて、何度も同じことを伝えることがある。
こちらは正しい動きを知っているが、なかなかその行動に移せない生徒さんはいる。
これは、別に生徒さんに限ったことではない。
自分の子どもにも課題があり、朝の準備があり、締切をまだ意識できていないので、イライラして今行動しないと先に待っている展開が大変なことを伝えることがよくある。
同じことなのでは?
そんなことは、先の経験をして、苦い体験をしなければ、実物を体験できない。
命に関わることなど、取り返しのつかないことについては、脅しすぎでも、伝えておかなければならないが、全ての事柄についてそんなことはできない。
こちらが相手にとってどれだけ「良かれ」と思って伝えたところで変わるか、変わらないかは本人が決めることである。
こちらのできることは伝えることまで、願いを持って、相手を思って伝えるまで。
それ以降までコントロールしようとするから、余計なイライラが生じる。
諦める必要はないが、どこが境界線か。気持ちが入ることで見えなくなりやすい。
自分の安定、相手にイライラをぶつけないために、冷静でいたい。
せっかく相手を大切な相手を思っての行動なのだから。
相手が変わるのは、相手のタイミングでベストな時なはず。
「今だ!」と思っているのは。自分だ。
相手に素晴らしい気づきのタイミングは大きくダメージを負う時かもしれない。感動した時かもしれない。
変わらないことがいいことなのかもしれない。
今日もグルグルでした。
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