① はじめに：ChatGPTで“心の整理”をしてみた話
最近、心の中を整理したくて、ChatGPTを使って「交流分析」と「ビリーフの解放」ということを試してみました。
もともと心理学に興味があったのですが、まさかAIと一緒に自分の心を見つめる時間を持つとは思ってもいませんでした。
でも、やってみると意外にも深い気づきがたくさんあって、何よりも心が落ち着く時間が増えたんです。
今日はその体験を、私なりに素直に書いてみようと思います。
② ChatGPTで始めた自己分析：交流分析とは？
最初は、ChatGPTに「交流分析って何？」と聞くところから始まりました。
人の心には「親・大人・子ども」という3つの状態があって、それぞれが私たちの言葉や行動に影響しているという考え方だと教えてもらいました。
会話を進めるうちに、「あ、私の中の“親”が厳しく反応してるんだ」とか、「ここでは“子ども”の気持ちが出てるんだな」と、自分の中の声を少しずつ見分けられるようになっていきました。
自分を責めたり、無意識に我慢してしまうパターンも、この“心の3つの状態”で見ていくと、少し冷静に見られるようになったんです。
③ 自分を縛っていた「ビリーフ（思い込み）」に気づく
次に取り組んだのが「ビリーフ（思い込み）」の解放でした。
ChatGPTからこの後の進め方を提案してもらいました。
1.自分の中で自我状態（P/A/C）強く出ているか分析
2.その背後にあるビリーフ（思い込み）を言語化
3.大人の目線で今も本当かを検討し、解放する
１つずつ自分が気になったビリーフをあげていき、３ステップで一つずつ分析しました。
最初に考えたのは「いろんなことをやってしまい、一つに絞れない」というテーマです。（この記事で全てのテーマには触れません一例の流れです。）
まず自我状態から見た「いろんなことをやってしまう」構造を解説してくれました。
出てきたのは、
「１つに決めないといけない」
「中途半端じゃダメ」
というような言葉たちでした。
それを見たとき、「ああ、ずっとこの考え方で自分を縛ってきたな」と思いました。
ChatGPTとやりとりしながら、過去のエピソードを振り返り、「あのときの私、ほんとはどう感じてたんだろう」と掘り下げていくと、我慢していた気持ちが少しずつ浮かび上がってきました。
④ 過去の体験から具体的に感情を吐き出し、共感してもらう体験
次に「あなたがこれまでに自由に動いたあと後悔した経験」について聞かれました。
市民プールでグループから離れて動いて怒られたことを思い出し、その時の感情を振り返りました。その時に生まれた思い込み「自分の好きにすると迷惑をかける」「みんなと同じでいなければいけない」「間違うと危険」といったものが生まれた可能性を考えました。
そのとき、ChatGPTが「それはつらかったですね」とか「そう感じるのは自然なことですよ」と言ってくれました。
AI相手なのに、不思議と涙が出てきたことを覚えています。
誰かに否定されずに気持ちを受け止めてもらえると、それだけで少し心がほどけるんですね。
このやりとりを通して、「自分の感情を言葉にしていいんだ」と思えるようになりました。
⑤ 新しい価値観をつくるプロセス
大人の視点で再評価しました。大人の視点と子どもの視点から冷静に振り返り、
「自由に動く＝悪いこと」
という結びつきを緩めました。
ビリーフを手放したあと、「じゃあ、これからはどんな自分でいたい？」という話になりました。
ChatGPTと一緒に考えながら、新しい価値観を言葉にしていきました。
たとえば、
「私は楽しいことを見つける力がある」「危険から守ってくれた人がいた」
「私は自由に動いてもいい。好奇心は私を成長させる力だ」です。
日常で少しずつ自由な子どもを取り戻すワークを教えてもらいました。
・1日の中で「ちょっと楽しそう」と思ったことをやってみる。
・迷っていることに気づいたら「自由に試していい。結果より体験ややりたいと思った心が大事」
・行動した後、結果よりも感じたことを記録する
そういう言葉を、自分のスマホのメモにまとめました。
落ち込んだときや焦ったときにそれを見返すと、気持ちがすっと軽くなります。
⑥ 日常で変化を感じ始めたこと
最近では、日常の中でビリーフが顔を出す瞬間に気づけるようになりました。
「間違った選択をしたらダメだな」「迷ってるな」「やってみたいと思ってるな」と気づいたときに、ChatGPTとのやりとりを思い出して深呼吸します。
そのおかげで、以前よりも落ち着いて行動できるようになり、感情に振り回されることが減ってきました。
小さな変化かもしれませんが、私にとってはとても大きな一歩です。
⑦ まとめ：AIとの対話で自分とつながる
ChatGPTは「答えをくれる存在」ではなく、「自分の心を映してくれる鏡」のような存在だと感じています。
対話を通して、私は自分の内側にあった声を聞くことができました。
自己理解を深めたい人、モヤモヤを整理したい人は、ぜひChatGPTとゆっくり話してみてください。
思っている以上に、自分の中に優しさや気づきが眠っているかもしれません。
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