学級経営がうまくいかず、トラブルが続く、生徒が楽しく過ごせない、クラスがまとまらない。先生として力不足を感じ自分を責めていました。そんな私が研修会、勉強会に参加し、書籍を読んで、たどり着いた「生徒が主体的に動き、先生を超える答えを出す集団に育つ学級経営の方法を共有します。今悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ポイント①ベースになっているのは、コミュニケーションは質ではなく、量という考え方
様々な動き、仕組みを考える前提となっている考え方です。時には、一人の生徒と濃いコミュニケーションが必要な場面もありますが、日々の生活で毎日全員とそのような機会を持てないです。学校に来ているのだから、先生から、クラスメイトから1回でも多く声をかけてもらう機会があり、短時間でもたくさんの人とコミュニケーションを取る機会を持てれば、自分がその場にいてもよいという気持ちの大きな支えになると思っています。
ポイント②具体的な活動内容
班員は席次で近くの生徒と5、6人で構成します。
班チェック表
私の学級での班活動での主な活動は、班チェック表で1点でも多く点を取るという目的を持って毎日生活してもらっていました。
班チェック表は全員の名前と毎日の連絡帳の提出チェック、忘れ物チェック、授業での発表チェックの欄があり、班長がチェックを入れて毎日先生に提出していました。
班チェック表は1ヶ月毎に、集計し、各班の成績を表とグラフにして月末に掲示します。
その成績を元に毎月の席替えのくじを引く優先順位を決めていました。
連絡帳チェック
連絡帳は毎日の時間割を書く、何か一言書いて先生とやりとりできる欄で先生とコミュニケーションを取ることができます。
毎朝、班長が班員分を集めて、担任に提出し、担任がチェックし、終わりの会までに返却します。
毎日の連絡帳を書いて、提出すれば、チェックが入ります。
忘れ物チェック
忘れ物は各授業で忘れ物があるとその授業を受ける準備が整っていないことになります。
毎日責任を持って、自分の分を用意する。もし忘れ物があったら、班の点数から減点していました。
班に協力するためにも忘れ物をしない、班長や班員同士で忘れないように声を掛け合わせます。
発表チェック
授業での発表は固定の生徒がする場合があります。
勉強が苦手な生徒でも、チャレンジすることを促すために設けていました。
発表するには、授業を聞いていなければなりませんので、何も目標がないより授業に気持ちが向きます。
班員同士で発表ができるように声を掛け合う効果もあります。
発表は何回やっても、一日一人1点しか稼げないようにしていました。
誰か一人、できる人がやっていればいいのではなく、自分も協力する、挑戦することの大きさを感じてもらいたかったのです。
ポイント③リーダーの育成
班長は班員がそれぞれの項目で協力できているか記録する必要があります。
連絡帳は書いているか、忘れ物はないか、発表を何回したかなど班員に声をかけ、記録し、先生に提出します。
少数の集団のまとめ役の経験はできるだけ多くの生徒に経験させるようために、立候補ではなく、先生が、指定していました。
班長の経験が次の委員長や責任ある仕事での振る舞いにつながると思います。他人に意識向ける経験が蓄積されます。
まとめ
ポイント①のコミュニケーション量を増やすために班活動を毎日させた効果は大きかったと思います。
学活など特定の少ない機会だけでの班活動では、1年が経った後も、クラス内で喋ったことがない人がいたということが起こってしまいます。
せっかくの縁で同じクラスになったのですからいろんな生徒同士がお互いの存在を認め合い、声をかけ合いながら楽しく生活できる。
ただ楽しいだけでなく、成長する機会がある、応援してくれる人がいる、自分のことを責任を持って自律できる学校生活になるように班活動をやってよかったです。


コメント