伏線が面白い漫画です。
伏線ものは伏線漫画だと知らずに読んだ方面白いと思いますが、伏線漫画だということが私がこの作品を読んでみようと思った動機でした。
全5巻なので、あっという間に読めてしまうのもよかったです。
漫画の構成要素は伏線以外に、SF冒険譚、恋愛要素、ミステリー要素、サバイバル要素が程よく入っています。
漫画紹介
「彼方のアストラ」作者:篠原健太 集英社 ジャンプ+にて連載 全5巻 全49話
あらすじ
宇宙に行くことが特別でない、未来でのお話。
高校の選ばれたメンバーで、別の惑星に生徒たちだけで過ごす惑星キャンプ体験行事に参加した学生9人。
キャンプ先の惑星に突然発生した謎の球体に飲み込まれ、宇宙空間に放り出されます。
そこは自分たちの星から5012光年も離れた場所でした。
たまたま近くを漂っていた、打ち捨てられた無人の宇宙船アストラ号に乗りこみ、故郷の星を目指すSF冒険物語。
しかし、実は自分たちを抹殺する刺客が9人の中にいる。自分たちの隠れた共通点とその裏にうごめく陰謀。などミステリー要素が伏線となります。
旅の途中でいくつかの惑星で水と食糧調達をしながら、トラブルを乗り越えるたびに仲間との絆が深まり、恋も芽生えますが、裏切り者は誰なのか疑心暗鬼が彼らを苦しめます。
隠された陰謀を乗り越え、無事に帰ることができるのか。。。
一番の見どころ
SFは漫画も、アニメも、映画もあまり進んでみるジャンルではないです。しかし読んでみると未知の世界との遭遇にワクワクしている自分がいました。
惑星ごとに設定された環境が面白く、サバイバル生活を笑って乗り越えるキャラクターたちのやり取りがほっこりしました。
一番の見どころは、4巻で第四の惑星イクリスで自分たちと同じアストラ号と冷凍保存で生き残った生存者が出てくるところです。この人物が語る話と自分たちが知る過去の歴史が似ているけど、違うことが判明し、謎が深まります。
そしてここから、クライマックスへ突入していきます。伏線が明かされ、その苦境を主人公たちがどのように受け止め、乗り越えるのかはハラハラし、とても読み応えがありました。
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